すぐ分かるマクロの組み方

この記事を読むのに必要な時間は約 7 分です。

 

「ブログでちょっと、エクセルの使い方を書いてるんですよね~」

 

こんな話をすると、
「私もマクロを組んでみたい、よく分かんないけど。」と言われることがあります。

 

やっぱり最初は難しく感じるかもしれないですね。

 

こだわっていけばとても深い世界ですが、始めるのはとても簡単。
数分あれば出来ちゃいます。

 

マクロとか、エクセルVBAとか聞くけど何なの?と思うかもしれません。

  • マクロ = コンピューターの操作を自動で行う技術
  • VBA = MicrosoftOffice で動くプログラム言語
  • VBAはVisual Basic for Applicationsの略

と思ってもらえれば大丈夫です。

 

今回は一番簡単な始め方を紹介します。

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最初の準備:開発タブを表示する

一番最初に行うのは、「開発」タブを表示することです。

 

こちらの記事で、画像付きで解説しています。
やり方が分からないという方は、参考にしてみてください。

今回は上記の記事とは別の操作で、簡単なマクロの組み方を紹介します。

私もマクロを組んでみたい、でもどうやって?

MicrosoftのOfficeには、「マクロの記録」という機能があります。

 

エクセルを操作した内容を記録してしまえば、知らないソースコードでも書けちゃうわけです。

 

ちなみに今回は、手ごろなデータということで気象庁のホームページから、とある日のデータを持ってきました。

気象庁:全国観測値ランキング

 

では早速やってみましょう。

最初はマクロの記録を使ってみる

開発タブの「マクロの記録」ボタンを押します。

VBA入門_マクロの組み方

 

「OK」ボタンを押すと、マクロの記録が始まります。

VBA入門_マクロの組み方

マクロの記録が始まると、ボタン名が「記録終了」に変わりました。
このボタンを押すまでの操作が一部記録されます。

 

「一部記録される」というのは、操作によっては記録されないものもあります。
いろいろ試してみてくださいね。

VBA入門_マクロの組み方

 

試しにやってみるので何でもいいですが、フィルタをかけてみたいと思います。

VBA入門_マクロの組み方

 

「沖縄県」以外のチェックを外してフィルタをかけました。

 

これで、「記録終了」ボタンを押します。

VBA入門_マクロの組み方

 

ボタン名が「マクロの記録」に戻っていますね。

 

記録されたソースコードを確認するには、ショートカットキー「Alt + F11」です。
「Visual Basic」ボタンでも表示されます。

VBA入門_マクロの組み方

 

ソースコードは、標準モジュールフォルダの「Module1」に記録されています。

VBA入門_マクロの組み方

 

こんなソースコードが記録されました。

 

記録したソースコードをメンテする

記録されたソースコードは、そのままでも動いてくれます。

 

でも使い勝手がよろしくないので修正します。

VBA入門_マクロの組み方

 

アクティブになっているシートの操作が行われるようにしました。

 

「With」で囲んでいる中身なら、「ActiveSheet」を省略して、「.」から書き始めることが出来ます。

 

ソースコードを保存して、動かす準備をしましょう。
シートにボタンを入れてマクロを動かすというのもあるんですが、どのアクティブシートでも動くようにショートカットキーを登録してみます。

 

「マクロ」ボタンを押して、

VBA入門_マクロの組み方

 

先ほど作成したマクロ名を選んで、「オプション」ボタンを押します。

VBA入門_マクロの組み方

 

マクロオプションの画面でショートカットキーを登録できます。

 

無害そうな、「Ctrl + Shift + Q」というショートカットキーを作りたいので、
「Shift + Q」と押しました。

 

「OK」ボタンで保存して、

VBA入門_マクロの組み方

 

マクロ画面も閉じれば、登録したショートカットキーが使えます。

VBA入門_マクロの組み方

作成したマクロを実行してみる

早速、「Ctrl + Shift + Q」を押してみます。

VBA入門_マクロの組み方

 

1発でフィルタされました!!

VBA入門_マクロの組み方

 

項目数が同じくM列までの、他のデータでも試してみます。

VBA入門_マクロの組み方

 

こちらもちゃんとフィルタされました!!

VBA入門_マクロの組み方

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まとめ:すぐ分かるマクロの組み方

初めてマクロを組んでみるという方が、早速試せる内容を紹介しました。

 

いろいろ試して、出来ることを1つずつ増やしていくと、いつの間にか上達していたりします。

 

「マクロの記録」を使って、今までメンドクサイと思っていた操作の1つを記録してみてください。
意外と簡単に自動化できるものかもしれません。

 

めんどうなことが減って、ストレスも減れば最高です。

 

最後までお読みいただき、ありがとうございました。