任意の行に色を付ける条件付き書式の使い方

この記事を読むのに必要な時間は約 6 分です。

 

条件付き書式を使って、横方向に色を付ける方法です。

 

エクセルの表で、行に色を付けるのは、

  • タスクリストの完了したものをグレーアウト
  • QA票一覧の解決したものに色付け
  • 縦方向のスケジュールの土日に色付け
  • 金額や数字がある値より小さい行の色を変える

 

こんな時かと思います。

 

私も以前はやり方がよく分からず、解説されている記事も説明がイマイチで困った経験がありました。

 

でも、分かってしまえばとてもシンプルで、ちょっと条件付き書式を設定をすれば出来ちゃいます。
今回も画像を使いながら説明していきたいと思います。

 

ちなみに条件付き書式で列全体に色を付ける方法は、こちらの記事をご覧ください。

 

スポンサーリンク

条件付き書式で、〇〇列の値を元に色を付ける方法

今回は、下図のようなToDoリストを例に説明します。

 

やりたいことは、条件付き書式を使ってD列が「完了」の場合にグレーアウトさせること。

条件付き書式_行に色付け

 

まず、条件付き書式を適用させたい範囲を選択します。

条件付き書式_行に色付け

 

次に、条件付き書式から、新しいルールを作ります。

条件付き書式_行に色付け

 

「数式を使用して、書式設定するセルを決定」を選んで、数式を設定します。

条件付き書式_行に色付け

肝心の、数式の書き方を次に説明します。

行(横方向)に色を付けるなら、「$A1」のように列を固定する

今回は行に色を付けます。

 

なので、大切なのが「$」を使って列を固定すること。
ステータスのD列の値を元に、「完了」の場合色を付けたいので、数式は次のようになります。

 

=$D4=”完了”

 

あとは、条件に当てはまる行に付ける色を設定します。

条件付き書式_行に色付け

 

もう「完了」の行に色が付きました!!

条件付き書式_行に色付け

 

やってみると、ホントに簡単なことが分かると思います。

 

今度は、「未着手」の行を「完了」に変更してみます。

条件付き書式_行に色付け

 

変更したタイミングでグレーアウトしました。
条件付き書式を意図したとおり設定できていることを確認できました。

条件付き書式_行に色付け

 

作った条件付き書式を修正する

作った書式を変更するなら、条件付き書式の中の「ルールの管理」から行います。

 

条件付き書式_行に色付け

 

先ほど設定したルールが表示されました。

 

数式を編集したり、「書式」からセルの色を変えたり、やっぱり文字に色を付けるよう変更したりすることも出来ます。

条件付き書式_行に色付け

 

行に色を付ける使用例

土日と祝日の行に色を付ける

先日の記事では、土日の列に色を付けました。

 

今回は、列ではなく行に色を付けます。

条件付き書式_行に色付け

 

10月は祝日が含まれるので、祝日一覧を使って、「祝日の一覧に含まれる日付なら色を付ける」という設定をします。

 

祝日一覧に含まれる日付に色を付けるのが、
=COUNTIF($I:$I,$B3)>0

 

土日に色を付けるのが、
=WEEKDAY($B3,2)>=6

 

WEEKDAY関数の使い方は、前回土日の列に色を付けた記事をご覧ください。

 

「$I:$I」、「$B3」のように、列の部分だけ「$」で固定です。

条件付き書式_行に色付け

 

マイナスの金額の文字を赤色にする

先ほどはセルの背景に色を付けてきました。

 

今度は文字に色を付けたいと思います。

条件付き書式_行に色付け

 

収支の列がマイナス(0より小さい)場合に、書式で色を付けます。

 

行全体ではなく、収支の値だけに色を付けています。
行全体に色を付けるなら、適用範囲を変更です。

条件付き書式_行に色付け

 

スポンサーリンク

まとめ:条件付き書式を使って任意の行に色を付けるやり方

条件付き書式で行に色を付けるやり方を紹介しました。

 

ポイントは、「$」を使って、参照する列を固定することです。
例えば、E列の値に合わせて行の色を変えるなら、「$E3」のようにしてみてください。

 

分かってしまえばとても簡単、
私も昔の自分に教えてあげたいです(笑)

 

最後までお読みいただき、ありがとうございました。