日雇い労働者のネカフェ難民が、IT企業で働いて普通に生活できるようになった話

WEB 雑記

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池袋のネカフェがあるところ

 

貯金がない、家がない、定職がない、

生活するのは都内のネカフェ。

 

この記事を書く6年前、2か月ほどホームレスな生活をしていました。
仕事は派遣の日雇い労働者をしていて、もしもシフトに入れなければ生活出来なくなるようなギリギリの日々。

 

そんなネカフェ難民から、どうやって脱出したのかお話します。

 

昔いた会社の社員寮から脱出したらネカフェ難民になった

給料が少なすぎて死にそうだったので脱出

以前、メンタルヘルス系の会社で営業をやっていました。
住むところは家賃3万円ほどの社員寮で、風呂もトイレも部屋も共同です。

 

給料はほぼ成果報酬型、全然お客さんを獲得できなければ、最低限のお給料しか貰えませんでした。

 

営業の仕事なんてしたことが無かったですが、ハッキリ言って自分に全く向いていません。
電話営業とかほとんど成果が出なくて、ポスティングやビラ配りのほうが遥かに集客できました。
それでも売り上げの低さは酷かったですが。

 

労働時間とかえげつなくて、休日はお正月の1日だけで364連勤が当たり前でした。
当然ですが、残業代の概念は存在しません。

 

会社に入る前は数十万円の貯金があったのに、家賃と生活費で徐々になくなります。
マジで生活が厳しくなってきたけど、ここで頑張りたいと思える理由がありました。

 

人の心を癒す仕事をしたかったんです!

 

お金が無くて、食事はごはんにお味噌とマヨネーズを付けて食べるとか、お味噌だけのお味噌汁とか悲惨な食生活が数ヵ月続きました。

 

それでも、人の心を癒したいという志を曲げたくなくて頑張っていたんですが、ミイラ取りがミイラになります。
自分のメンタルが壊れかけます。
全然成果が出ないと、同僚や特に上司がボロカスに言ってきます。

 

次の家賃を払える余裕もないような、私物を何かヤフオクで売らないと支払い出来ないような追いつめられた状況です。

 

もう死んじゃったほうがマシなんじゃないか!?
くらいの精神状態で、暗い顔をしていると説教されます。

 

今にも死にそうな日々でも、街を歩けば人生最高に楽しんでるような人がちらほら目に入ってきます。
メチャメチャ変な髪形をしているけど、なんかカッコよかったり、自分より若い男性が高級車に乗って彼女とドライブしていたりする姿が見えるんです。

 

やっぱり死ぬなんてモッタイナイ、まだまだ人生楽しんでない!
というわけで、会社から逃げることにしました。

 

ネカフェで寝泊まりする生活

生活費は親から5万円ほど貸してもらい、最低限ネカフェとかで生活できるようにしました。

 

会社からのプレッシャーが無くて、ホントにスッキリした気分になれました。

 

心の底から、「生きててよかったー!」

と感じさせられる最初の数日間でした。

 

池袋のサクラホテルが便利すぎる

サクラホテルでシャワーとバスタオルを借りられる

シャワーも浴びずに生活していたら、臭すぎて自分でもイヤになります。
それに周りの人への迷惑も申し訳なさ過ぎです。

 

なのでシャワーは必須ですが、気軽に使えるところが必要でした。

 

ちょっと調べたら、池袋のサクラホテルで使えることが分かりました。

宿泊客じゃなくても24時間使えて、バスタオルも無料で借りれて荷物も預かってくれます。

 

料金500円と若干高い感じもしますが、シャワーのためだけにネカフェに行ったらもっと高くなるしタオルも有料だし、サクラホテル最高です。

 

サクラホテルで洗濯も出来る

シャワー室の近くにコインランドリーもあります。
外国人の宿泊客も使いまくっていて、時々ブラジャーとか転がっていたりします。

 

混んでいるときもありましたが、洗濯機に空きがあるタイミングで週2,3回くらい洗ってました。

 

服が臭くてヤバいやつだと思われるのが怖いですし、洗濯出来てホントに助かりました。

 

日雇い労働者で何とかお金を稼ぐ

5万円で長くは生活出来ないので、お金を稼がないといけません。

 

求人に日払いOKとか書いてある、日雇いの派遣で働くことにしました。
給料は働いた次の日には事務所で支払ってもらえました。

 

住んでいる場所を聞かれるのが怖い

派遣先で仕事をしていると、

「〇〇くん、どこに住んでるの?」

という恐ろしい質問をされることがあります。

 

池袋の近くですとか、有楽町線沿いですとか、そういう答えを求められていることは分かります。

 

でも、「実家なの?マンション?」とかさらに細かく突っ込んで聞かれたら、ホントはネカフェに住んでること知ってるんじゃないかとか疑問が沸いてしまいます。

 

なので、どこに住んでるのか聞かれるだけでも冷や汗をかく質問でした。

 

色々とプライベートな話を聞かれて焦る気持ちがありましたし、何より不便な生活から抜け出したい想いが日々強くなっていきます。
そんなこんなで急いで住むところを探さなきゃと、思うようになりました。

 

ネカフェに住むのは意外とお金がかかるんですが、何とかお金を貯めました。

 

初期費用がめちゃ安い物件がある!

賃貸マンションに引っ越すとき、敷金礼金があると初期費用が高くなります。

 

なので、敷金も礼金も不要、最初の月の家賃と仲介手数料のみで入居できる部屋が無いか探しました。

 

そうしたところ、都内で初期費用10万円ほどの部屋もあることが分かりました。

 

ものすごく親切な不動産屋さん

今まで不動産屋さんに持っていたイメージは、短気でせっかちな人です。

 

不動産屋さんの店舗で希望の地域と値段や細かいオプションを言うと、お部屋の資料をいくつか印刷して見せてくれます。

 

今まで行ったことのある不動産屋さんなら、時間をかけてじっくり資料を見ていると、机を指の爪でトントン叩きだしてこう言います。

「まだですか?もうその部屋でいいでしょう!」と。

 

数か月や数年住むところだから、納得するまで検討したいけど、さっさと決めろよ!と言ってくるのが不動産屋さんです。

 

この不愛想でせっかちな営業スタイルが不動産屋さんのスタンダードだと思っていました。

 

ところが、ネカフェ難民の時に行った不動産屋さんでは、気が済むまで見ていってくださいねと言うスタンスでした。
それだけでも衝撃的でしたが、ネカフェ難民のため毎日持ち歩いていた邪魔なスーツケースを、「うちで預かりましょうか?必要になった時はすぐ出すんで、いつでも言ってください。」と言ってくれました。

 

こんな親切な不動産屋さんは私の中ではホントに貴重なので、また引っ越すときはお世話になる予定です。

 

紙一重で賃貸マンションを契約出来た

仕事は日雇いの派遣で、身分証明書も保険証くらいでした。

 

私の条件だと、契約できる物件がかなり限定されてギリギリでした。

 

都内より埼玉とかのほうが条件がゆるい物件もあったんですが、派遣先でよく行く職場まで非常に遠くなる地域です。
交通費で死にそうになるので却下です。

 

不動産は生ものです
という言葉があるので、不動産屋さんに何度か通っていると「イイ物件出てきましたよ~」と教えていただきました。

 

都内で職場までなんとか通える場所に、引っ越すことができました。

 

週5勤務のテスターのバイトを見つけて普通に生活

日雇いの仕事は夜勤が多く、生活のリズムが乱れがちでした。

 

19時に出勤して、仕事が終わるのが朝5時とか6時とかです。
日によっては16時スタートで朝までという日もありました。

 

夜勤だし、夜勤の割に手当てが付くわけでもないし、体の負担が大きくて、人間関係もあいさつ代わりに誰かの陰口を言うようなヤバい場所だったので、平日昼間の仕事を探すことに。

 

ショットワークスとか、とりあえず短期間でも昼間にすぐ出来そうな仕事を見てみました。
意外とすぐ仕事が見つかって、9時から18時のソフトウェアテストの会社に2週間バイト枠で入ることができました。

 

以前やっていたSEの仕事と較べると、クリエイティブな要素はほとんど無くてつまらないと感じるときもありましたが、毎月当たり前のように振り込まれる給料にホントに感謝する気持ちが湧きました。

 

希望者はそのまま延長出来ますよと言われ、結局3年近く働きました。

 

まとめ

ネカフェ難民やホームレスに、なりたくてなった人は居ないと思います。

 

会社が倒産したり、実家に住めなくなったり、私みたいに逃げたしたりと、理由は人それぞれです。

 

お金が無くて定住するところもないと言うのは、とても苦しい状況かもしれません。

 

ですが、良くなった状態を想像するところから人生が一気に変わります。
死んだ方が良いんじゃないかと思う状況だったとしても、生きててよかったと思える瞬間は絶対にやって来ます。

 

今何かに困っている方の参考になれば幸いです。

 

都内で住む場所が無くて、初月の家賃用意するのも難しいとき

 

 

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