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書店で手に取った本
「やる気が上がる8つのスイッチ コロンビア大学のモチベーションの科学」
の最初に、こんなことが書かれていました。
「始めるときは盛り上がりますが、いつも途中で燃え尽きてしまいます。
やる気はどうしたら長続きするのでしょうか?」
私はすぐ色んなことに手を出すタイプなので、心にグサッと刺さり即購入してしまいました。
新しいことを始めるのがおっくうで仕方がない、何とかしたいって方もいると思います。
本でもブログでも、冒頭の文章はメチャクチャ重要ですね。
そんな話は置いといて、、、
やる気のスイッチはみんな同じなのかと思っていたんですが、この本によると人によって違うそうです。
やる気が出ない人へのアドバイスを間違えると、さらにやる気が減ってしまうこともあるようで、メチャクチャ興味深いです。
目次(リンク)
褒めて伸びるタイプにミスを批判するのは逆効果
「〇〇くんは、褒められて伸びるタイプ? それとも叱られて伸びるタイプ?」
新卒で入った会社で言われた言葉です。
最初のうちは、「知らんがな!」
と思った質問ですが、ミスを嫌ったりやり始めたことを最後までやり遂げようと頑張れる人は、叱られて伸びるタイプのようです。
叱ると言っても勘違いしやすいのが、怒鳴りつけたり、人間性を否定するような言い方をしてしまうこと。
やるべきなのは建設的な批判です。
ところが、褒めて伸びるタイプの人に同じやり方をしてしまうと、益々やる気が無くなってしまいます。
私とは逆のタイプの同僚に、
「『なんでそんなミスしてんだ、もっとしっかりしろよ!』とか怒られたら、もっとしっかりしよう、頑張ろうってやる気が出てきませんか??」
と言われたことがありました。一欠けらも出ませんね・・・。
タイプによってやる気のスイッチが全然違う、正反対だったりするんだと感じさせられました。
褒めて伸びるタイプの人には、ミスっても勇気づけてあげることのほうが大事です。
ちなみに私もこっちのほうがやる気が出るんで、このタイプかと思います。
「もっと慎重に考えろ」とリスクを回避することに目を向ける言い方より、「もっとポジティブに考えよう」って言い方が、褒めて伸びるタイプのやる気のスイッチの1つです。
褒めて伸びる人は、色んなことに挑戦しやすい
叱ってみてどんなタイプか判断しなくても、その人の行動から判断できます。
このタイプは色んなことに手を出しやすい人たちです。
リスクを取って新しいことにチャレンジしやすいタイプです。
逆に言うと、1つのことを長く続けるのが苦手です。
長期的なゴールを小さなゴールに細分化して考えるように促すと、能力を発揮しやすくなります。
子供の夏休みの宿題で言うとこんな感じです。
夏休みの宿題を、全部一塊にとらえるとなかなかやり始めなかったり、途中で放置しやすかったりします。
まさに私がこれでした。
そんな子には、教化の1つずつ、そのさらに細かいところまで分けてあげる。
小さい単位を1つずつクリアしていけば、やる気を出しつつ宿題全部を片付けられるわけです。
叱って伸びるタイプは最後までやり遂げる
しっかり最後までやり遂げるタイプの人がこっちです。
先ほどの夏休みの宿題の例で言えば、宿題が終わらなかったらどんなリスクがあるかに目を向けさせれば、リスクを回避しようとやる気になるでしょう。
「宿題が残ったままだと、せっかくの休みを楽しめない時間が増えちゃうよ。もったいないよ。」など。
とは言え、このタイプの人を焦らせるのは良くないそうです。
間違えるリスクを回避するために、じっくり考えたいですから。
成功するために一番必要なのが自信を持つこと
自信が持てないと行動しづらい、何かを始めるのをためらってしまう、と言うこともあると思います。
以前会ったアフィリエイターの先輩に、「アフィリを続けていくには、成功するには、自信を持つことが一番大切だ!」と言われました。
自分に自信を持てないと、記事を書いても非公開のままにしてしまうこともありますし、記事の内容自体がどこか頼りない印象を与えてしまうこともあります。
だから自信って大切なんですよね。
でもどうやったら自信を持てるんでしょうか。
自信を持つためには成功体験の積み重ね
自信を持つためには、やっぱり成功体験の積み重ねが一番だそうです。
この本「やる気が上がる8つのスイッチ コロンビア大学のモチベーションの科学」にも書いてありました。
堀江貴文さんの「ゼロ―――なにもない自分に小さなイチを足していく」でも、成功体験を積み重ねていくことが大切だと書いてありました。
あんなに大成功している堀江貴文さんでも、大学生のころ自分に自信を持てないときがあったそうです。
そんな自分をヒッチハイクで克服したとか。
見知らぬ人に何人にも声をかけて、やっと車に乗せてくれる、途中まで乗せてもらえるところまで移動して車を降りたらまた別の人たちに声をかけていく、その繰り返しでゴールにたどり着く。
そして目的地に辿り着く。
そうやって「初めて会った人に車に乗せてもらう」という小さな成功を積み重ねていくことで、自信を付けていったそうです。
何か決めたことを毎日続けてやるのもいい
自己啓発の本なども書いている、経営者の鶴岡秀子さんが自信を持つために効果があると言っていたのが、毎日決めたことを続けることです。
スタッフの方に「もっと自信を持とう!」、「私、自信あります!」なんて言ってもらっても、全然自信が湧いて来なかったそうです。
でも、トイレ掃除とか何か1つやると決めたことを毎日続けるとみんな自信を持てるようになったとか。
自分を信じると書いて「自信」なんですが、自分と約束したことを昨日やった、今日もやった、だから明日もやれる。
そうやって少しずつ信じられる自分になっていくんだと。
というわけで、何か1つ決めて毎日続けていくと良いと思います。
ヒッチハイクはハードルが高いかもしれないですが、掃除とかなら簡単ですね。
まとめ:自分に合ったやる気のスイッチを押そう
褒めて伸びるタイプと叱って伸びるタイプとか、おおざっぱに分けてやる気のスイッチの話をしてきました。
でもこれだけだと、まだ全然やる気が出ないという方もいらっしゃると思います。
「やる気が上がる8つのスイッチ コロンビア大学のモチベーションの科学」では、さらに細かく8タイプに分けて説明されています。
読書は好きだけど、読むのが苦手な私でも1時間でサクッと読了する、とても読みやすい本でした。
タイプ別のやる気のスイッチをもっと知りたい方はどうぞ。