この記事を読むのに必要な時間は約 9 分です。
あなたは、会話が得意ですか?
私は口下手で、会話となると、とても苦手意識があります。
数十年モノのコンプレックス、何とかしたいと思っていたところ、最近Amazon のオーディオブックの聞き放題に追加されたりKindle版が無料で読めるようになっていました。
少しでも自分のコミュ力を改善したかったのですが、思っていた以上に希望をもらえました。
さすがベストセラーです。
- 会話が苦手
- 口下手
- 沈黙の時間が怖い
私と同じ悩みを持っている方が、同じように希望を持てたら!?
そう思ったのでこの本を紹介します。
目次(リンク)
『人は聞き方が9割』ってどんな本?
- 著者:永松茂久さん、イケメン
- 発売日:2021年12月9日
- 出版社:スバル舎
- ページ数:240
- 販売部数:15万部以上
- 同じ著者が書かれた、『人は話し方が9割』の兄弟のような位置づけの本
タイトルの通り、話の聞き方についての本です。
聞き上手になり、人に好かれるような存在になれるコツが書いてあります。
単なるノウハウだけでなく、土台となる聞き上手な人としての在り方を学べました。
『人は話し方が9割』との違い
話し方が9割と言いつつ、4つの章の内の1つ目は聞き方について書いてあります。
聞く土台を作ったうえで、「また会いたい」と思われる人の話し方、人に嫌われない話し方、と続いていきます。
それに対して、『人は聞き方が9割』ではどうなっているかと言うと・・・。
人に好かれる人の聞き方、嫌われない聞き方、「また会いたい」と思われる人の聞き方
といった章立てになっています。
『人は聞き方が9割』の兄弟本と言われるだけあって、章立てが同じような言葉になっていると感じました。
話し方の場合は、「話す」ほうなのでしゃべる具体的な言葉についてたくさん書いてあります。
聞き方は「聞く」ほうなので、しゃべる言葉について書かれているところはほとんどありません。
聞く姿勢、聞くときにやった方が良いこと、やらない方が良いことなどが書かれています。
例えば、聞くときに頷きながら話を聞くのは良いことですが、ただ頭を縦に振っているだけでは単調になりがちです。
でも頷き方をちょっと工夫するだけで、印象が良くなる、そんなことが分かったりします。
『人は聞き方が9割』の内容を使い始めて変わったこと
私は10年以上、ずっとコミュ力を改善しようとしてきました。
ですが未だに苦手意識がたっぷりあります。
その苦手意識が最近少し減ったと感じるようになりました!
「話なんか苦手なままでいい」
「話なんか苦手なままでいい」。
これは本の『はじめに』の見出しになっている言葉です。
よくあるコミュニケーションの技術に、
- Aタイプの人にはaのような言い方をしましょう
- Bタイプの人にはbのような言い方をしましょう
のようなテクニックがあったりします。
話の上手い人なら相手に合わせた言い回しを、会話の中で的確に選べるんだと思います。
でも私はそんな臨機応変な会話なんて、全くできる気がしません。
「だから自分は話が苦手なんだよなぁ」と何度も落ち込んできたのですが。。。
苦手なままでいい、そう肯定してもらえてちょっと気持ちが楽になりました。
話は苦手なままでも、会話が上手くなっていく方法がある!
そう思えてくると、今後の人生で誰かと会って会話すること自体に、希望が持てるようになりました。
傾聴が上手くなる
あなたは「傾聴」って何だと思いますか。
私は今まで、相手の目を見て真面目に話を聞くことだと思い込んできました。
ググってみると、次のような説明が出てきます。
相手のいうことを否定せず、耳も心も傾けて、相手の話を「聴く」会話の技術
どうやら私の思っていた「傾聴」は、相手に話を聞いているように見せかけるようなニュアンスが含まれていたようです。
『人は聞き方が9割』に書いてあるのは、そんな見せかけだけのテクニックではなく、目や耳や心など多くの感覚を使って相手の話を聞くスキルです。
書かれているのは5つ。
表情やうなづきなど、どれもシンプルなものですが、とても奥が深いです。
さすがにすぐにマスターするのは無理そう・・・、とは思いつつも、上手に話をしようと頑張るよりも、はるかに簡単に思えました。
1つひとつ、順番に身に付けていくのであれば、自分にもできそう!
そんな気にさせてくれるやり方でした。
慣れてくれば、相手に与える印象が、最高に高まる方法だと書いてあります。
年明けに、オンラインサロンで知り合ってインスタでしかやり取りしたことのなかった女性2名と、新宿の居酒屋で初めて会って飲んできました。
実際、とても良い印象だったようです。
ありがたいことに、「ジェントルマン」と言ってもらえました!
今の自分にも会話で出来ることが見つかった
上手くなりたい。
でも何から手を付けたらよいのか分からない・・・。
だから今までは何となく、相手の言葉にオウム返ししたり、ニコニコ笑って話を聞いたりしていました。
ですが、これならやっていける!
と言うのが見つかったんです。
『人は聞き方が9割』には、傾聴について5つ、嫌われない聞き方について9つ、他にもいろいろとやった方が良いことや気を付けるべきことが書かれています。
全部身に付ければものすごいコミュ力になるはず。
そう思って全部一気に習得しようと頑張ると、簡単に挫折する未来が想像できます。
失敗して心が折れて、立ち直れないなど。
脳のメカニズム的にも、大きな変化は大敵です。
現状維持の力が働いてしまうんですね。
反対に、とても小さな変化は見逃してくれます。
人それぞれちょうど良いのがあると思いますが、私の場合は、傾聴の中のうなづきです。
今までよくやってしまっていたのは、ついつい話を真顔で、しかも薄いリアクションで聞いてしまうことが多かったのです。
本に書いてあるように、うなづき方を工夫しながら聞く。
これなら簡単すぎるとまでは言えませんが、自分でもワリと出来るのでは?と感じました。
日々心掛けてみて、いつも的確にうなづきながら話を聞いてるよなぁと自覚出来るようになったら他の方法もチャレンジしたいと思います。
まとめ:会話が上手くいかなかったと感じたら、おすすめです
今より少しでも会話が上手くなりたい!
と思っている方に、ホントにおすすめな本です。
話すのが上手くならなくても、今の自分で大丈夫。
お世辞にもコミュ力があるとは言えない私も、聞き方を一つひとつ工夫していくんだったら出来そう。
そう思わせてくれる、希望をもらえる内容です。
『人は話し方が9割』という兄弟本もありますが、会話が苦手と感じている方は、まずは聞き方からしっかり取り組んでみるほうがハードルが低いのではないかと思います。
Prime会員限定ではありますが、Kindle版が無料(2023/01/19 現在) で読めるのでおすすめです。
コミュニケーション苦手な方、応援しています!